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愛媛からのバスを降りるや否や、いきなり京セラドームのサラのマウンドに上がったのは、とうに不惑を越えたと言うI LOVE ベースボールの鉄人エース・別府。若い頃も相当ブイブイ言わせていたであろうこの絶品本格派右腕が、1回オモテの21stersの攻撃を見事三者凡退に抑える最高の立ち上がりを見せる。
するとI LOVE ベースボールは直ぐさま1回ウラ、こちらはそのしなやかな細身からして一回り近くは若そうな21sters先発・丹羽の立ち上がりを攻め、先頭の繁桝が四球で歩くと、二死二塁から大きいの打ちますオーラ満点の四番主砲・新保が凄まじい一振り。そら見たことかと言わんばかりの猛烈な打球はワンバンでレフトフェンスにぶち当たる豪快な先制タイムリーツーベースとなり、I
LOVE ベースボールが忽ち1点を先制する。
直後の2回オモテ、今度は21stersが反撃に転じ、二死から6番・広実のヒットやエラーなどで一三塁の好機を作るも、別府の気迫の投球の前に後続が倒れ、この回も無得点に終わる
3回ウラ、I LOVE ベースボールは先頭の2番・山口がセンター前ヒットで出塁すると、一死二塁として打席には先制打の4番・新保。しかしここは丹羽の渾身のストレートの前に手が出ず見逃し三振。穏やかそうな丹羽が思わずマウンド上で吠えたこの見応え満点の局面が終わったかと思ったら、続く5番・長野がちゃっかり、いや、きっちりセンター前にタイムリーヒットを放ちI LOVE ベースボールが1点を追加、リードを2点に広げる。
反撃したい21stersは直後の4回オモテ、四球や5番・米森のセンター前クリーンヒットなどで二死二三塁の絶好機を迎えるも、別府の前にここも後続倒れ無得点。どうしても得点を奪えぬまま回が進む。
21stersは続く5回オモテにも一気の代打攻勢で反撃機を伺うも、またも別府の前に打線沈黙。結局別府は5回を被安打2、無失点に抑える好投で6回からマウンドを2番手・菊池に譲る。
一転して若さ溢れる代わった菊池の前に6回を三者凡退に抑え込まれた21stersは、こちらも5回から2番手・木本に継投するもその木本が6回ウラに一死満塁から9番・菊池の犠飛で1点を失い、差を3点とされる。
どうしても得点したい21stersだったが、最終回も代わった3番手・新保らに抑え込まれゲームセット。好機を着実にものにしたI LOVE ベースボールが、鮮やかな継投で実に見事な完封勝ちを手中に収めた。
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