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開催結果

 詳細結果 (日時:2011年7月16日(土)14:00〜/会場:京セラドーム大阪)

(写真)
ジャパン4番・山本貴選手が6回にセンターの頭上を遙かに越すランニングホームラン、これが決勝点となる

I LOVE ベースボール 2 - 3 ジャパン

再び四国から駆け付けた愛すべき不惑軍団・I LOVE ベースボール(愛媛県松山市)に対し、前回の21stersをさらに上回る若さでこちらも長駆三河より馳せ参じたジャパン(愛知県岡崎市)が襲いかかった。

I LOVE ベースボールの誇る不惑のエース・別府がこの日は打たれた。計8安打を浴びせ、終始リードする形で試合を進めた若武者・ジャパンが、見事3−2でこの試合を制した。今春メジャーに初参戦するも、ここまで白星なしと苦戦を強いられる彼らにとって、何げにこの勝利が嬉しいGBN初勝利となった。試合後にメジャーの様子を尋ねると嬉しそうに「他チームがミラクルに強過ぎッス!」とイケメン・持木代表マゾっ気タップリコメント。ズバリ今後の活躍に期待が持てそうだ。

一方、惜しくも敗れたI LOVE ベースボールだったが、最後意地で1点差に詰め寄り、なおも二死満塁まで迫った辺りは流石。「だってみんな息子より若いもん」とダンディ・酒井監督、こちらは口惜しさ半分、若者への温かい眼差し半分の貫禄コメントを試合後に残した。

とにかく最後までハラハラドキドキの好ゲームが終わり、両チームは西へ東へ帰っていった。

[ジャパン] 先発し4回を1失点と好投した柘植 [I LOVE ベースボール] 一人で投げ抜いた不惑の大エース別府 [ジャパン] 3回に3番・柘植が先制タイムリー [I LOVE ベースボール] 4回に7番・酒井の内野ゴロの間に1点を返す
1回表: ジャパン先発は力投派右腕・柘植。いきなり先頭の1番・梶本を死球で出す不穏な立ち上がりを見せるも、後続を打ち取って見事無失点で切り抜ける。
裏: I LOVE ベースボール先発は、前回と同じ不惑のエース・別府。一死から2番・山本真にセンター前ヒットを許すも、直ぐさま牽制アウト。続く3番・柘植にも同じくセンターへのクリーンヒットを打たれるも、後続を抑えてこちらも何とか無失点とする。
2回表: I LOVE ベースボールは一死から5番・繁桝が三塁内安打で出塁。さらに二死となって7番・酒井が三遊間を破るレフト前ヒットで二死一二塁とするも、8番・古田が柘植の渾身のストレートの前に見逃し三振に倒れ、この回も得点ならず。
裏: ジャパンは別府の老獪な(?)ピッチングに翻弄され、この回三者凡退に倒れる。
3回表: I LOVE ベースボールは二死から2番・三好章がセンターへ目の覚めるクリーンヒットで出塁するも、続く3番・三好和の時に盗塁死。この回も得点ならず。
裏: 強肩を披露したばかりの捕手・秩父がこの回先頭でレフト線へのツーレツなヒットで出塁すると、続く9番・中村も一二塁間をうまく破る安打で続いて無死一二塁とジャパンが絶好機を迎える。その後、別府が二死を奪いうまく凌いだかに思われたが、二死二三塁から3番・柘植がセンターへ見事な先制タイムリーを放ち、遂にジャパンが均衡を破る。さらに4番・山本貴の遊ゴロが一塁送球エラーとなり、もう一人が還ってこの回2点とする。
4回表: 自らのタイムリーなどで2点のリードを得た柘植だが、先頭の3番・三好和を四球で歩かせ、さらに4番・成見にうまく三遊間を破る安打で続かれ、さらに5番・繁桝には死球を当てて、あろうことか無死満塁の大ピンチを招く。ここで先ほどレフトへ安打の7番・酒井のサードゴロの間にランナー一人が生還、I LOVE ベースボールが直ぐさまこの回1点を返す。
裏: このまま反撃の流れを止めたくない別府は一死から7番・鶴見にセンター前ヒットを許すが、後続をキッチリ断ってこの回ゼロで凌ぎ、味方のさらなる反撃を待つ。
5回表: ジャパンは投手を2番手・持木にスイッチ。持木も柘植と同様、いや、柘植を上回るほどの力投派で、簡単に二死は取ったもののその後2番・三好章をストレートの四球で歩かせるなど力投派の宿命も垣間見せるが、後続をうまく打ち取りこの回ゼロとする。
裏: 別府この回をピシャリと三人で片付け、完全に立ち直る。
6回表: 4番からの攻撃。一死から5番・繁桝がセンターへの会心のヒットで出塁、その後二死二塁としてまたもや好機で7番・酒井。しかしここはPフライに倒れ得点ならず、I LOVE ベースボールはランナーを出すも追いつけないもどかしい展開が続く。
裏: こちらも同じく4番からの攻撃。その4番・山本貴がいきなりセンターの頭上を遙かに越す会心の当たりで、ホイホイと一気にホームまで還ってきてランニングホームラン!でジャパンに待望の追加点が入る。
7回表: 2点ビハインドで最終回を迎え追い詰められたI LOVE ベースボールは、先頭の8番・遠藤、9番・別府が連続四球で歩き、無死一二塁と絶好機を作る。この土壇場で持木の力投派の宿命炸裂。その後一死一三塁の時、パスボールでサードランナー生還、I LOVE ベースボールが1点差に詰め寄る。その後再びバッテリーエラーなどで二死満塁と絶好の同点機を迎える。もはや持木に余力は無く、絶対絶命に思われたジャパンだったが、持木が最後の力を振り絞り5番・繁桝を空振り三振に仕留めゲームセット。I LOVE ベースボールの最後の猛反撃を辛くも1点差で逃げ切ったジャパンが、見事記念すべきGBN初勝利を手に入れた。
[ジャパン] 5回から2番手としてマウンドに上がった持木 [I LOVE ベースボール] この日2安打と気を吐いた5番・繁桝 [ジャパン] 6回に決勝打となるランニングホームランを放った4番・山本貴 [I LOVE ベースボール] 最後に二死満塁の絶好機で好調の繁桝を迎えるも敢え無く空振り三振に倒れゲームセット


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