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3回裏一死満塁から3番・富澤がレフトへ大きな犠飛を放ち、遂にエレファンツが先制 |
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T-Five先発・田中は最後まで一人で投げ抜くも味方の援護に恵まれず |
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6回裏一死二三塁から6番・木内が左越えに特大2点ツーベースを放ちエレファンツが駄目押し |
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最終回T-Five5番・武川が二死から意地の右前安打で出塁するも反撃ならず |
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6年ぶりの関東制覇を目論むT-Fiveと、決勝トーナメントで前々回優勝のARUYO東海、前回優勝のHeaven's Powersを順に退ける荒業で堂々のドーム初進出を決めたZEALエレファンツが、2012年度関東王者の称号を懸けて4.14東京ドームで激突した。
試合は序盤3回に足を絡めて1点を先制したZEALエレファンツが、終盤6回にも駄目押しの3点を挙げると、投げてはT-Five打線に二塁すら踏ませない見事な投手リレーを見せ、完封快勝でゲームセット。
ZEALエレファンツが、出場4年目で初めて掴んだドームの舞台で、見事に関東初制覇を達成した。
ZEALエレファンツ先発・上松は、初回いきなりT-Five先頭の1番・貴船に右前ヒットを浴びるも、後続を危なげなく打ち取りこの回無失点と上々の立ち上がりを見せる。
対するT-Five先発は郷野、ではなく田中。郷野はどうした???と、戸惑う大会本部をよそに、初回にいきなり2つの三振を奪うなど、郷野不在もまるで意に介さずの素晴らしいピッチングを披露し、鮮やかに三者凡退に打ち取る。
共に2回もゼロを並べ合った両者だが、3回裏、ZEALエレファンツは先頭の8番・加賀が四球で出塁すると、一死から1番・佐藤(龍)、2番・大友が立て続けにバント安打を決め、忽ち一死満塁に。ここで打席に入った3番・富澤がレフトへ大きな犠牲フライをキッチリ打ち上げ、ZEALエレファンツが待望の1点を先制。後で聞くと、この場面、監督からの指示は「ゴロを打て」だったらしい・・・・・反骨心かあるいは聞いていなかったか、とにかく富澤の殊勲打で遂にこの回均衡が破れる。
先制したZEALエレファンツは、5回から2番手・高橋(巽)、6回から3番手・菊田へと継投に出る。なんとか反撃したいT-Fiveだが、ZEALエレファンツ投手陣の前に二塁すら踏めない苦しい状況が続き、スコアにゼロを積み上げる。
継投のZEALエレファンツに対して、T-Fiveは田中が孤軍奮闘一人で投げ抜く。しかし終盤6回、先ほど先制打のZEALエレファンツ先頭3番・富澤にレフトの頭上を遙かに超える特大ツーベースを浴び、その後もバンド安打や盗塁などで一死二三塁の大ピンチを迎えると、6番・木内にレフトオーバーのタイムリーツーベースを打たれ2点を失う。さらに、エラーなどでもう1点を失い、この回計3失点。ZEALエレファンツは終盤で大きな駄目押しに成功する。
後が無くなったT-Fiveは最終回、二死から5番・武川が意地のライト前ヒットを放ち出塁するも、敢えなく後続倒れゲームセット。結局ZEALエレファンツ投手陣がT-Five打線を最後まで二塁を踏ませない見事な完封リレーで封じ、ドーム初進出にしていきなり関東初制覇を成し遂げた。 |