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あとアウト2つでノーヒットノーランの快投を魅せたキャンディーズ先発・岩崎だったが、初めて許したヒットで痛恨の2失点 |
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RAISE先発・小川は初回立ち上がりに苦しむも以降完全に立ち直り3回を無失点 |
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キャンディーズは遊撃手・増子らバックも好守を見せたが・・・ |
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RAISE3番手として登板した河行は、替わり端を攻められこの日初めてサードにランナーを背負うもゼロで切り抜ける |
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その河行が最終回一死二三塁から殊勲の決勝2点タイムリー |
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関東3部決勝は、前回秋をワイルドカードで辛くも最下位通過し、そこからドーム決勝進出までミラクルに漕ぎ着けたRAISEと、5年前の2008年にドーム目前準決勝で涙するもそこから再帰して遂に悲願のドーム初進出を掴んだ執念のキャンディーズが激突。
試合はキャンディーズ先発・岩崎がよもやノーヒットノーラン達成かと思われる素晴らしいピッチングでRAISE打線を圧倒するも、最後の最後にシンデレラボーイ河行に殊勲の2点タイムリーが飛び出したRAISEが劇的勝利を収め、歓喜と共に堂々の関東3部初優勝を決めた。
キャンディーズ先発は躍動感満点で見るからに好投手の岩崎。初球から実に積極的に打って来るRAISE攻撃陣をバッタバッタと打ち取り、初回から面白いように三者凡退の山を築く。
対するRAISE先発・小川は、立ち上がりいきなり無死一二塁と大きなピンチを迎えるも、慌てず後続を断って初回をゼロで切り抜ける。
小川は2回以降完全に調子を取り戻し、2回、3回と連続三者凡退とこちらも負けじと素晴らしいピッチングを披露。RAISEは4回から2番手・大菅に継投すると、大菅も2回をゼロに抑える好リリーフを見せる。
5回までRAISE打線をパーフェクトに抑える圧巻のピッチングを続ける岩崎だったが、6回一死から突如制球を乱し8番・安富(功)に四球を与え、パーフェクトを逃す。それでもこの回も無失点とし、ノーヒットノーランピッチングを続ける。
RAISEは6回からマウンドに3番手・河行を投入。その替わり端、制球に苦しみ自ら一死一三塁の大ピンチを招くも、よもやのライトフライゲッツーなどでミラクルの気配満点にゼロで切り抜ける。つまり、この河行が直後にやらかす。
岩崎の快投の前に追い詰められたRAISEは最終回、先頭の3番・飯吉が死球で出塁。続く4番・津嘉山も四球、その後も盗塁などで、疲れの見える岩崎から一死二三塁と最後の絶好機を作る。ここで打席に6番・河行が登場すると、ナント舌を出しながら喰らい付くようなバッティングで見事にセンター前に運び、殊勲の2点タイムリー!土壇場で遂に均衡を破ると、ノーヒットノーランをも阻止された岩崎はマウンド上で仰向けに駄々をこね、無念を体で表現する。
逆に追い詰められたキャンディーズの最後の反撃に注目が集まったが、最終回のマウンドに立ちはだかったのは河行。やはり舌を出しながら三人で片付け、満面のドヤ顔と共にゲームセット。まさにワンチャンスにわずかワンヒットで好投手を攻略したRAISEが、実に劇的に関東3部頂点に上り詰めた。 |