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(写真)5回に均衡を破る先制タイムリーを放ち九州MVPに輝いた新生会病院・前田選手
メジャー先発・福崎は3回を無失点

2回表、メジャーは一死から5番・児玉がクリーンヒットで出るも得点ならず

5回裏、新生会病院3番・前田がセンターへタイムリーを放ち、遂に均衡が破れる

新生会病院先発・篠田は貫禄満点のピッチングで見事な完封勝利


巷ではクリスマスも終わり、大掃除も終わって、あとはもう新年を迎えるだけとなった年末も大詰めの12月29日。この"暮れ中の暮れ"に、2012年度の九州地区No.1を決める"九州ドーム決戦"が、例年通りヤフードームで敢行された。

試合はまさに決勝に相応しい息詰まる投手戦。出場3年目でドーム初進出を掴んだメジャーが継投で凌ぐと、これが三度目の決勝進出となる新生会病院がエース・篠田の快投で応戦し、両チームのスコアにゼロを並べ合う緊迫した展開に。しかし、遂に終盤5回、チャンスでこの日チーム唯一となる3番・前田のヒットが飛び出し、これが決勝タイムリーとなった新生会病院がそのまま2−0完封勝利して、見事3年ぶり二度目の九州制覇を成し遂げた。





1回 表: 新生会病院先発はもはや皆様ご存知のエース・篠田。130Km/h中盤の速球とフタ桁のキレ味鋭い変化球を駆使し、難なく初回を三者凡退として、相変わらずの素晴らしい立ち上がりを披露する。
裏: メジャー先発は躍動感ある右サイドスローの福崎。幸先良く二死を奪うも、新生会病院3番・前田を四球で歩かし、その後二盗を許すも、続く4番・福嶋を空振り三振に仕留め、結局こちらも無失点と上々の立ち上がりを魅せる。
2回 表: 一死からメジャー5番・児玉が会心の左前ヒットで出塁。しかし篠田の前に後続が倒れ、この回も無得点とする。
裏: 新生会病院は5番・草場からの攻撃も敢えなく三者凡退。福崎の見事な投球が続く。
3回 表: 前の回にヒットを許した篠田だが、この回は見事三者凡退に討ち取り、流石のピッチングを見せ付ける。
裏: 突として福崎が制球を乱す。無死から新生会病院8番・前津、9番・篠田にまさかの連続死球を与え、忽ち大ピンチ。たまらずマウンドにメジャーナインが集まると、それを糧にそこから福崎が力を振り絞り、何とか後続を討ち取ってこの回も無失点で凌ぐ。
4回 表: 篠田は二死からメジャー4番・松雪に右前に巧くヒットを打たれるも、ここでも後続を断ってこの回も無失点。危なげない投球が続く。
裏: メジャーはここまで無失点の福崎から2番手・前田に投手交代。すると、替わり鼻、無死から立て続けに連続四球を出し、この回も前の回同様の大ピンチを迎える。その後何とか二死を奪うも、新生会病院8番・前津に死球を当て、二死満塁ともはや絶体絶命とするが、前田渾身の投球で後続を内野ゴロに打ち取り、この回も辛くもゼロで切り抜ける。
5回 表: 篠田この回も三人でピシャリ。イヤラしいほど危なげない篠田の快投が続く
裏: メジャーはこの回も投手交代。3番手・水城をマウンドへ送る。一死から新生会病院2番・野上をストレートの四球で歩かせ、二盗もあって一死二塁。ここまで二度の絶好機を立て続けに逃し、今度こそ是が非でも先制したい新生会病院は、ここで打席にニヤケた色男3番・前田が登場。するとこの前田がセンターへ鮮やかににこやかにヒット。セカンドランナーが果敢にホームを突くと、際どいタイミングのホームクロスプレーとなるも判定はセーフ。新生会病院が遂に待望の先制点を挙げる。さらに続く4番・福嶋の時にメジャーのバッテリーミスによりもう1点を加え、新生会病院がリードを2点に広げる。
6回 表: 援護点を得た篠田はこの回も三者凡退で片付け、もはや付け入る隙が見当たらないまま最終回へ。
裏: メジャーは4番手・吉野をマウンドへ。するとこの吉野が見事に三者凡退に退け、味方の最終回の反撃に望みを繋ぐ。
7回 表: 何とか一矢報いたいメジャーは3番・満川から始まる好打順だったが、尻上がりにエゲツさを増す篠田の前に敢えなく三者凡退に倒れゲームセット。結局篠田は被安打2無四球の見事な完封勝利で、チームの3年ぶり二度目の九州制覇を飾った。

【優勝】 新生会病院 【準優勝】 メジャー




#10・石松主将(新生会病院、写真左):

『(今の気持ちは?)とても嬉しいです。去年は(ドームの手前で)負けたので、今年は絶対に勝てるよう頑張りました。(このチームの強さは?)チームワークだと思う。(全国大会の抱負は?)このまま勝ち進んで全国制覇狙いたいと思います!』

#2・前田選手(新生会病院、写真右):

『(5回の先制タイムリーの感触は?)捉えたッ!です。今日は皆に応援に来てもらっているので、何とか良いところを見せたいと思って打席に立った。全国大会でも勝てるように、また試合に出れるように頑張ります。(スタンドに一言)わざわざ遠いところから応援有り難う御座いました。凄い力になり活躍することが出来ました!』




#10・石松主将(新生会病院):

『今日はやはりヒットが少ない投手戦だった。点に繋がるきっかけが少なかったが、盗塁で進めて先取点が取れたので、あとは流れで行けた。ドームの雰囲気は独特なので、皆緊張してなかなか攻撃で力を発揮出来なかった。全国では良い結果が出せると思う、頑張ります。』

#18・篠田投手(新生会病院):

『(ナイスピッチング)有り難う御座います。お互い点数が取れず締まった試合だったが、結果的に勝てて良かったです。』

#2・前田選手(新生会病院):

『(先制タイムリーを振り返って)3回裏のチャンスでは打てなかったので、次は何としても、と思ってました。捉えましたッ!』

#30・森監督(メジャー):

『相手が上だった。僕等の力不足です。(先発投手の交代時期は)最初は2回の予定だったが、調子が良かったので3回も行った。彼(福崎)にとって成長の一つになると思う。』

#10・満川主将(メジャー):

『非常に残念だが、全員野球で最後まで喰らい付いたと思う。いつも新生会病院さんとはこういう試合になるが、やはり相手が一枚上手でなかなか勝てない。来年またここに戻ってきたいと思います。』

#0・福崎投手(メジャー):

『(もう少し長い回行けた?)いえ、今日は予定通りです。また来年頑張ります。』






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