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| 中央シャインズ先発・岩下は初回に四死球やエラーなどで2点を失う |
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| 3回裏、大阪たぎりフレンズは先頭の3番・仲澤が左中間への会心のヒットで出塁 |
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| 続く4番・田上が左中間へ鮮やかなタイムリーツーベースを放ち大阪たぎりフレンズがリードを広げる |
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| 4回表、二死二塁から7番・下川の一ゴロが相手のエラーを誘い中央シャインズが意地で1点を返す |
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| 大阪たぎりフレンズ先発・浦本は被安打1自責点0で見事に完投勝利 |
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5度目の関西制覇、そして、9年ぶり2度目の関西連覇を狙う絶対王者中央シャインズと、出場5年で初のドーム進出を果たした大阪たぎりフレンズとの激突となった2015年度関西1部決勝戦。
京セラドーム大阪を舞台に、この日一斉に行われた関西・中部両ドーム決戦の大トリとして行われたこの一戦は、初回に大阪たぎりフレンズが相手のミスからいきなり2点を先制すると、3回には無死一塁から主砲4番・田上がタイムリーツーベースを放つなどでさらに2点を加え、リードを広げる展開。
中央シャインズは4回に1点を返す意地を見せるも、大阪たぎりフレンズ先発・浦本の好投の前に思うように反撃出来ず、結局その1点止まりで試合終了。
浦本の被安打1自責点0の見事な好投で、大阪たぎりフレンズが下馬評を覆しての関西初制覇を達成し、全国大会初進出を決めた。
これまで4度関西ドーム決戦に出場し、全て勝利して来た絶対王者が5度目で見せたまさかの姿だった。先発した岩下の制球が定まらず、四死球で走者を二人溜めて、内野の守備に綻びが生じる。まさかの初回2失点。
続く2回にも岩下は先頭を四球で歩かせると、シャインズベンチはここで堪らず2番手・渋谷を投入。何とかここはゼロで凌いだ渋谷だったが、次の3回には捕まり、同じく2失点。確実視された関西連覇が、思いも寄らない形で潰えると、試合後の小林監督はいつになく厳しい口調でリベンジを誓った。
3回に先頭の3番・仲澤がクリーンヒットで出塁すると、続く4番・田上が左中間へ会心のタイムリーツーベースを放って、瞬く間に試合を決定付けた大阪たぎりフレンズ。事あるごとに『うちは投手力のチーム』と言い張る横井監督も、流石にこの回の攻撃陣の頑張りを試合後回想した時には、にやけ顔が止まらなかった。
監督自慢の投手力も、確かに素晴らしかった。最後まで一人で投げいた本格派右腕・浦本は、初回二死からシャインズ3番・藤原に単打を許したものの、この日許した安打はたったこの1本のみ。2回には全て最後を渾身の真っ直ぐで三者三振に打ち取るなど、被安打1自責点0の驚異的なピッチングで、監督の全幅の信頼に見事に応えると、ボスのにやけ顔はイヤラさを増すばかりだった。
絶対王者を退けての見事な関西初制覇。この日の大阪たぎりフレンズからは、このまま一気に全国頂点を取ってしまいそうな“勢い”が存分に感じられた。 |
