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(写真)キレ味抜群の「柿本改カーブ」を武器に丸源打線を散発3安打完封し見事MVPを獲得したユナイテッドアーミー柿本投手

ユナイテッドアーミーが初代九州王者に輝く!!

先頭の和田がいきなり先制ホームイン
UA先発柿本投手
再三好守を連発した花田
代打白木(雄)が左中間に特大タイムリースリーベース
博多は寒かった!でも福岡ドームは熱かった!
外は雨、いやミゾレ、いやいやアラレまでもが降り出す始末、つまり極寒。あろうことかこの日記録的な寒波に見舞われた福岡だったが、2006年度GBN全国草野球大会・九州大会1部決勝戦の会場となった福岡Yahooドームだけは、詰め掛けた大観衆の熱気に包まれ、必然的に熱い試合が展開された。

ユナイテッドアーミーいきなり先制!
丸源先発はエース水城。ソフトバンクの新垣を彷彿とさせる風貌で、まさにエース然とした美しいフォームから鋭い剛球を投げ込む本格派右腕だが・・・UA先頭の和田にいきなり死球。すかさずUAは送りバントやパスボールなどで一死三塁として、3番安武のサードゴロの間に1点を先制。瞬きする間もないとはこのことか、まさに「アッ」と言う間の先制劇だった。

今の何?カーブ!?・・・柿本鮮烈に登場!!
UA先発は柿本。エースナンバー18を背負い、やはり優美なるフォームから繰り出した球は・・・今の何?カーブ!?ブレーキ、落差、コントロール、何を取っても未だかつて見たこと無い素晴らしい変化球。愕然とした大会本部は勢いで「柿本改カーブ」と勝手に命名。車好きにしか分かりようがない名を付けられたこの魔球を武器に、この柿本が見事な改造劇、いや快投劇を演じるのである。

ユナイテッドアーミー効果的に得点を重ねる
3回表、丸源水城はまたもUA先頭の柿本に死球を与える。するとUAまたもやすかさず一死二塁と好機を作り、ここで1番和田が見事にセンター前タイムリーを放って、鮮やかに2点目を奪う。

続く4回表、丸源は投手を平田に変えるも、またもやUA先頭の吉田を四球で歩かす。やはりすかさず一死二塁としたUAは、ここで6番花田が打席に登場。2回に続きこの日自身2本目となる安打をライトに放つと、ランナー還って3点目。UAは先頭が出ると実にソツが無く、面白いように得点を重ね続ける。

さらに駄目押し
7回表、丸源は投手を3人目の相川に変えるが、これまた先頭の花田に四球を与えてしまう。ここでUAは代打白木(雄)。格闘家バリの巨漢白木、迫力満点に一振りすると、ナントこの日一番の大当たり。打球は左中間を深々と割って、花田が一塁から長駆ホームイン。打った白木(雄)も巨体を揺らして三塁に滑り込みガッツポーズ。実に豪快に4点目を奪うと、この回ワイルドピッチでもう1点を追加し、UAは計5得点とした。

丸源打線は柿本の前に沈黙
一方、丸源打線は柿本の攻略に苦しむ。初回と7回に3番大久保が、4回に4番小川がそれぞれヒットを放つが、文字通りの散発。何度も火の出るような魂の円陣を組むが、UAサード花田の好守連発にも阻まれ、無念最後まで得点を奪うことが出来なかった。

九州王者ユナイテッドアーミー誕生
柿本は最終回この日初めての四球を出すなど疲れを見せたかと思いきや、最後の打者から8個目の三振を奪いゲームセット。見事5−0でUAが完封勝利を収め、ここに初代九州王者ユナイテッドアーミーが誕生した。
丸源先発水城投手
4回からリリーフした丸源平田投手
右中間にヒットを放つ小川
この日2安打を放った大久保





インタビューに答える安武監督(左)、柿本投手(右)

強かった。ユナイテッドアーミーは本当に強かった。走攻守全てにおいて圧倒的な強さで、まさに初代九州王者に相応しい勝ちぶりを披露して見せた。次は関東・中部・関西の各王者との競演、すなわち全国大会「GBN DOME FINAL」。彼らの間違いない活躍が目に浮かぶだけに、今から本当に楽しみである。

試合後のヒーローインタビューには、自身3番打者として先制点を叩き出す活躍を見せた今流行りの(?)プレイングマネージャー安武監督と、もはや説明不要のエース柿本投手が呼ばれた。

(安武監督)「この大会に照準を合わせて来たので、結果を出せて非常に嬉しい。うちのチームは柿本を中心とした守りのチーム、今日はまさにうちらしい試合が出来ました。」

(柿本投手)「(今の気持ちは)サイコーでぇ〜す。ドームで初めて投げたので、楽しんで投げました。次は全国一を目指して頑張ります。」






丸源産業ベースボールクラブは、本戦、GBNトーナメントと圧倒的に勝ち続けながら、最後の最後でまさかの敗戦を喫し、無念準優勝に甘んじる結果となってしまった。しかしながら、やはり今年初開催だった九州大会を一年間大いに盛り上げてくれたのはまさに彼らであることを決して忘れてはならない。試合後倉地代表から「また来年頑張ります」と力強いコメントも寄せられ、改めて来年の変わらぬ活躍、そしてドームリベンジに期待が高まった。





7回を一人で投げ抜き見事丸源打線をシャットアウトしたユナイテッドアーミー柿本投手(写真左)がMVPに輝いた。
そして敢闘賞は、2打数2安打1打点・好走塁・好守連発などとにかく走攻守に大活躍したユナイテッドアーミー花田選手(写真右上)と、チーム3安打中2安打を放った丸源産業ベースボールクラブ大久保選手(写真右下)に贈られた。


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