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中央シャインズはヤンキースから移籍した土屋が先発 |
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ショート・島田が好守連発で丸源の先制を阻止 |
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7回地蔵が決勝のホームを踏む |
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最後は飯田がピシャリと抑える |
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中盤までは見事な投手戦 |
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全国大会初出場となる丸源産業ベースボールクラブ(九州代表)先発は西村。初回うまく三者凡退で切り抜けた西村は、4回まで1安打無失点とこの大きな舞台で見事な好投を披露する。対する中央シャインズ(関西代表)先発は、出ました土屋。そう、3年前に関東代表・ヤンキースのエースとして'05年全国制覇した当時のMVP男であるが、「大阪に引っ越した」と例の爽やかな笑顔で言い放ち今やこのシャインズのスターターである!ともかく、流石の土屋は相変わらずテンポ良いピッチングで序盤無失点とこちらも好投し、すなわち試合中盤までは見事な投手戦が展開される。 |
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美技で丸源の先制を阻む |
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試合折り返しの4回ウラ、それまで好投の土屋に丸源打線が襲いかかり、先頭の3番・大久保がワンバウンドでライトスタンドに飛び込む特大二塁打で出塁するなど一死一二塁と絶好の先制機を迎える。ここで6番・瀬崎の放った打球は球足速くセンター前へ。いや、誰もがセンターへ抜けたと思ったその瞬間、遊撃手・島田が横っ飛びで抑えて二塁ホースアウト。続く7番・小谷の打球もこの島田が美しく捌いてスリーアウトチェンジ。とにかく素晴らしかった島田のこの美技連発で、丸源の先制は敢え無く幻となる。 |
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シャインズ待望の先制、直ぐさま丸源執念で追い付く |
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すると直後の5回オモテ、先頭の5番・土屋が四球で出塁すると、続く6番・地蔵のバントがサードのエラーを誘う間に土屋一気にホームイン。「とにかく1点欲しくて思い切り行った」と言う土屋のこの好走塁で遂にシャインズが待望の先制点を挙げる。
ところがすぐ裏、今度は丸源が同じく四球で出た代打・倉地を二塁に置いて、二死から2番・永渕がライトへ値千金の同点タイムリーを放ち、執念で直ぐさま試合を振り出しに戻す。 |
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土俵際シャインズ意地の勝ち越し |
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このまま同点では負けになるシャインズは、迎えた最終回オモテ、一死から内安打で出塁した6番・地蔵が盗塁、ワイルドピッチで三塁へ進むと、続く7番・田浦が「若い選手達に良い経験をさせてあげたかった」と執念で転がしたショートゴロの間に生還。まさに土俵際、シャインズが意地で大きな勝ち越し点をもぎ取る。 |
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飯田で逃げ切りシャインズ決勝に進む |
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この1点を守るべく、最後7回ウラのマウンドに上がったのは飯田。本来天才スラッガーである彼に天は二物を与えたようで、まるで危なげなく3人で片付けてゲームセット。終盤両者天晴れの素晴らしい競り合いとなったこの好ゲームを制した中央シャインズが、見事逃げ切って2年ぶりとなる決勝に駒を進めた。 |
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大舞台で好投した丸源産業BBC先発・西村 |
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4回先頭で特大の右越エンツーを放った3番・大久保 |
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先制タイムリーかと思われた瀬崎の当たりは好守に阻まれる |
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2番・永渕のライトへの同点タイムリーで追い付く |
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